最近、この絵本をしばしば頭に思い浮かべます。
クリスマスやお正月といったイベントで、
人に贈り物を選ぶ機会が多いせいかもしれません。
この絵本の素晴らしさが
大人になってとても心に沁みます。
ものを贈るだけが『おくりもの』ではないことにも
改めて気づかせてくれます。
人との関わりや触れ合いの大切さも感じます。
私の母は30代後半で亡くなっていて、
すでに私は母の生きた年齢をかなり超えました。
母は亡くなる時、幼い子ども3人を残していたので、
心残りも多かっただろうと思います。
私自身うろ覚えですが、
母との記憶も残っています。
父は「もういつ死んでもいいわー」と
最近は言っています。
もう80ですしね。
小さい子ども3人(一番上は小学生でしたが)を
ひとりで育てるのは大変だったろうと思います。
特別な時、例えば父が入院するとか以外、
特に誰かに頼ってもいませんでしたしね。
先ほど、母との思い出はうろ覚えと書きましたが、
父との思い出は、ものすごくたくさんあります。
母がいないからって、
たくさんのことを我慢した覚えはありません。
(金銭的なことは別ですが)
近所の方もみなさん親切でしたしね。
幼いころ、お世話になった方々には本当に感謝しています。
色褪せず、その気持ちは思い起こすことができます。
そうやって特に不自由なく過ごさせてもらったこと自体
私にとっては貴重な「おくりもの」です。
父に至っては、
離れて住んでいますが、
いまだにいろんな場面で
お世話になることがあります。
たくさんの「おくりもの」で自分は生きていけてるんだなと感じます。
これからも感謝の気持ちを大切に人と接していけたらなと思います。
絵本の紹介というよりは、
なんか身の上話になりました。
ともかく、おススメの絵本です。
子どもの頃から出会って、何度も読んだらいいと思う絵本です。
わが家の子たちは、
まだそこまでこの絵本から
何かを感じとってはいないと思います。
人生経験自体数年なので、
今はそんなものだと思います。
大人になったら、
いつかまた読んで欲しいなとは思います。
大人の方でも読んでいない方は、ぜひ読んでほしいなと思える一冊です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。