息子のこーは現在8歳ですが、年中の半ば過ぎまでは、友達と遊ぶ子ではありませんでした。
年少の時は積極的な子から
「こーくん、誘っても一緒に遊んでくれない」
と言われたり、
年中になってからも
「こーくんは絵本がお友だち〜」
と年長の子にからかい気味に言われたり、
そんな感じです。
からかい気味に言われたものの、本当に家の外では絵本が友達って感じでした。
しかし年中の後半に、こーにとって素晴らしい友達との出会いがあり、一気に開花しました。
今では、初対面でもうるさい位よく喋ります。
今も特に友達が多くはないですが、仲の良い子は何人かいます。
こーのすごいところは、初対面でも、普段あまり遊ばない友達でも、上級生でも、誰に対しても対等なところです。
誰とでも普通にしゃべります。
自己肯定感も高く、いつも楽しそうです。
話がそれましたが、そんないい感じで成長してくれたこーですが、年中の時見せてくれなかった本が2冊あります。
その本はこちら
・『あたしのやまのぼり』
作・絵 ゆーちみえこ
ひさかたチャイルド
・『どうぶつえんがうちにきた』
原案 島 怜花
文と構成 きむらゆういち
絵 大島妙子
ひさかたチャイルド
この2冊は、もともと幼稚園で見つけて、幼稚園でこーが何回も読んでた絵本です。
家でも読みたいというので、ネットで探して買いました。
特に『あたしのやまのぼり』にはすごく執着してました。
山登りのドキドキハラハラな場面、良かったーと安堵したり達成感を味わえたりする場面、などなど様々な場面があります。
そういった場面ごとに、どうやら共感しすぎて泣きそうになるらしく、それを見られたくなかったようです。
先生にも
「その本何回も読んでます!」
といわれるほどだったので、本人にとってすごく大切な本だったんだろうなと思います。
『どうぶつえんがうちにきた』は『あたしのやまのぼり』の真似で隠したかっただけかもしれません。
家では
「ぼくだけのほん」
と紙に書いて貼り、本棚ではない棚にしまっていました。
「勝手に読まないでね」
とも言っていました。
ですので、その2冊は家でも読み聞かせしたことありませんでした。
幼稚園を卒園してから読み聞かせしてもいいことになりました。
というわけで、こんなふうに絵本に執着する子もいます!という話です。
私にとっては印象の強い出来事でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます♪